ICタグを用いた
管理システムについて
半導体業界では以前より、クリーンウエアの劣化モードの管理の為に、洗浄回数を把握することにより、交換管理を適用しておりました。最近では、無菌エリアについてPIC/Sの改訂により、クリーンウエアの寿命管理が必須となっております。
ICタグ導入のメリット
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ウェアの更新時における
ロスを軽減洗浄回数枚の評価測定を行うことで、ウエアの個体別の状況を詳細に把握し最適なウエアの品質管理を実現。指定洗浄回数に達したものから交換できるので、ウェアの更新時におけるロスを軽減。
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回収と出荷の状況が把握
クリーニングに出す際の作業の確実性、効率性が格段に向上し、ウエア管理に割かれていた無駄な時間を短縮。回収と出荷の状況が把握できます。
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監査や調査に対する
"見える化"を実現ウェアの生産・納品・使用開始時期情報から、洗浄回数、入出庫記録までウェア個々の追跡調査が可能。管理状況をCSV形式やPDFデータで提示できることで、監査や調査に対する"見える化"を実現。
ICタグ管理システムの流れ
1.クリーンスーツの寿命(劣化モード)の推定
※劣化モードはメーカー、生地種、使用部材によって変化します。
- ① 評価項目設定(タンブリング法、動作発塵等) ※この際、日常管理に適用される目視評価も追加すると有効です。
- ② 着用目標期間の設定 ※まずは、現行の平均着用期間をざっくりと決めて進めることが現実的です。
- ③ 洗濯加速試験 ※実着評価は数年単位となるため、あまり現実的ではないため、洗濯加速のみを行い寿命を推定します。
2.ウエア寿命の暫定期間設定
※得られたデータより、安全マージンを設定し暫定の着用期間を設定します。
3.ICTAG上限使用回数設定
※洗濯加速によって得られた洗濯回数を実運用の上限洗濯回数に置き換えます。
4.仮運用
※暫定的に設定された回数で運用し、実着によるストレスを加味したデータを取得していきます。
5.ウエア寿命の暫定期間(洗浄回数)の妥当性確認
※得られたデータを評価し、洗濯加速で得られたデータとの差分を評価し本運用の洗浄上限回数を設定します。
6.妥当性確認が行われた洗浄回数で本運用
7.運用されているクリーウエアの定期抜き取り評価
※以降は計画された管理範囲で運用されていることを定期的にモニタしていきます。
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